
2014年8月入社
税務アドバイザー/
マネージャー
白石 晃一
鹿児島県鹿児島市出身ですが、生まれ育ったのは陸の孤島とも言われる「錫山」という地域です。全校生徒20名ほどの小さな学校で、小学生の頃は複式学級。教室は1・2年生、3・4年生、5・6年生とまとめられていて、ほぼマンツーマンの授業を受けるような環境でした。 2001年に鶴丸高校を卒業し、2006年に鹿児島大学を無事(?)中退。その後はフリーターとして、居酒屋、パチンコ店、接待を伴うお店などで働いていました。 転機が訪れたのは2011年3月11日。東日本大震災をきっかけに、「人の役に立てる仕事がしたい」と考えるようになり、税理士事務所で働くことを決意しました。その理由は、高校生の頃、母が「将来は公認会計士か税理士になったら?」と何気なく言っていたのを思い出したからです。最近になって分かったのですが、母自身が税理士事務所で働いていて楽しかった経験があったからこそ、その言葉を口にしたようです。 ただ、当時30歳で正社員経験がなかった私は、なかなか面接の機会すら得られない状況でした。そんな中、面接を受けさせていただけたのが、現代表の篠原利浩税理士事務所でした。今でも鮮明に覚えていますが、面接は2~3時間にもわたり、代表から「本当に頑張れるのか?」と何度も問われました。それでも「はい、頑張ります!」と答え、なんとか採用していただきました。 ちなみに現在は、面接に2~3時間もかかることはありませんので、ご安心ください!

Q1
現在の仕事内容について
現在の役割はマネージャーとして、税務部門のグループ(2チーム)をマネジメントしています。それぞれのチームリーダーがしっかりしているので、大きなマネジメント上の問題はありません。また、担当者としても法人40社、個人事業主20社ほどを担当しています。
日々意識しているのは、内部・外部問わず目配りや気配りが行き届いているかどうかです。気がつけば、この事務所で働き始めて10年以上が経ちました。
お客様に喜んでいただけるよう、常に「想像を超えるサービス」を提供することを心がけています。サービスとは、相手の期待を上回ったときに初めて喜んでもらえるものだと思っているので、時には“過剰サービス”とも言えるほど全力で取り組んでいます。
また、説明の際には「分かりやすく、優しく」をモットーにしています。ご縁をいただいたお客様と共に成長し、歩んでいけるよう、これからも精進してまいります。
Q2
マネージャーとして大切にしていること
マネージャーとして大切にしていることは、心理的安全性の高い職場づくりです。私は昭和世代の方々に育てていただいたので、精神的にタフなところがあります。パワハラやモラハラについても、「まあ、そういう人もいるよね。しょうがないか」と思えるタイプです。ただ、時代は変わり続けています。今の時代に合った上司であるために、日々心がけています。
とはいえ、何でも許すわけではありません。良いことは「良い」、悪いことは「悪い」ときちんと伝えられる関係性を築くことが大切だと思っています。そのためにも、日頃から職員と会話をするように心がけています。気づいたことがあればすぐに話をしたり、しょーもない会話をあえて振ってみたり、職員の皆さんと気軽にコミュニケーションを取るのが私の日課です。
相手にどう思われるかをあまり気にせず、「自分がどうしたいか」を優先して行動しています。この事務所で働いている以上、同じ時間を共有する仲間として、有意義な時間を過ごせる環境を整えていきたいと考えています。

Q3
これまでのキャリアとターニングポイント
大学を中退後、フリーターとして居酒屋、パチンコ店、接待を伴うお店などで働いていました。2011年3月11日に起きた東日本大震災をきっかけに、「何か人の役に立てる仕事に就こう」と決意し、税理士事務所での仕事を目指しました。そして、社会人経験ゼロの状態で篠原利浩税理士事務所に就職し、気がつけば13年目に突入しました。
約5年ほど前、在り方や考え方について学ぶ研修に参加したことが、私にとって大きなターニングポイントとなりました。当時、担当先を多く抱え、すべて自分のやり方が正しいと思い込んでいました。しかし、研修を通じて、実は周りのサポートがあったからこそ仕事をこなせていたことに気付かされました。
この経験をきっかけに、事務所の若手ともコミュニケーションが円滑に取れるようになり、過去の自分本位な働き方を深く反省しました。特に、「できない人の気持ちがわからない」という姿勢を改め、より相手の立場に立って考え、行動することを心がけるようになりました。
Q4
当社の組織文化
当社は、「お客様のために」を経営理念に掲げ、社員全員でカスタマーサクセスを実現する経営のパートナーを目指しています。そのためには、日々の生活や仕事の中で行動指針10項目を大切にし、実践することが重要だと考えています。また、社員一人ひとりの人間力を高めていくことが、最終的にお客様のためにつながると信じています。
当社では、社会人としての基本姿勢として「4つの鉄板ルール」を大切にしています。一見、昔ながらの考え方に見えるかもしれませんが、私たちがお会いするのは社長をはじめとした、とても優秀な方々です。そのような方々に信頼していただくためには、シンプルかつ本質的な姿勢が大切だと考えています。
・返事は0.2秒でイエス
損得勘定を抜きにして、まず行動を起こすことを意識します。
・頼まれ事は試され事
頼まれたことは信頼や期待の証だと受け止め、全力で応える姿勢を持ちます。
・できない理由を言うな
「でも」「だって」と言い訳をするのではなく、まず行動することを心がけます。
・今できることをやる
自分が今この瞬間にできることに全力を尽くします。
これらの鉄板ルールを実践することが、お客様との新たなご縁につながり、そのご縁を大切に紡いでいける組織でありたいと考えています。

Q5
仕事のやりがい
仕事のやりがいは、お客様をサポートすることで感謝され、信頼関係を築いていけることです。顧客の財務状況や税務問題を解決することで、直接的にお客様のビジネスや生活に貢献できる点に大きなやりがいを感じます。
また、専門的な知識を活用し、複雑な問題を解決する過程で自分自身の知識を深めることができるのも魅力の一つです。新しい税法や制度の変化に対応するため、常に学び続ける必要があり、その結果として自己成長を実感できます。
さらに、お客様のニーズに応じた最適な提案を行うことで、問題解決力や分析力を高めることができます。単に税金を計算するだけでなく、さまざまなアドバイスを通じてお客様との関係を築き、長く継続的なお付き合いができることに喜びを感じます。
お客様の成長を見守り、一緒に歩んでいけることは、何にも代えがたい喜びです。また、国民の三大義務の一つである納税に貢献できているという意識を持ちながら仕事に取り組めることも、大きなやりがいの一つです。
Q6
組織の成長と自分の成長でこだわっていること
組織の成長と自分自身の成長において、特にこだわっているのは「人間力」を高めることです。人間力の高い個々が集まることで、より良い環境が生まれると信じています。そして、ひとがひとに影響を与え続けることで、お互いに成長し、組織全体、さらには社会の成長にもつながると考えています。
組織のメンバーが互いを尊重し、共感し合うことで、心理的安全性が生まれます。その結果、意見交換やアイデアの共有が活発になり、上司と部下、同僚同士の間でもオープンで透明性のあるコミュニケーションが活発になります。情報や意見が自由に交換される環境は、問題解決を迅速に進める原動力となります。
リーダーは単に指示を出すだけでなく、メンバー一人ひとりの成長をサポートし、共に目標を達成するために指導力を発揮します。一方で、各メンバーも自己責任を持って行動し、組織全体の成長に貢献します。
成長し合える環境を整え、メンバーが自らの力を最大限に発揮できる場をつくることこそ、組織の成長につながると考えています。

Q7
将来チャレンジしたいこと・Vision
将来チャレンジしたいことは、「経営する」ことです。これまで多くの業種、多くの社長と関わってきた経験を活かし、経営者になりたいと考えています。
どの業種にチャレンジするかはまだ具体的には決まっていませんが、思い描いているのは、どこか手の届かない痒みを取り除けるような業種で経営を行っていきたいです。物を売るのか、人を売るのか、何かを育てるのか、何かを作るのか……具体的な形はまだ模索中ですが、誰かの役に立ち、感謝される仕事をすることが喜びです。そして、それを経営として形にすることが、自分の人生の大きな喜びにつながると感じています。
特に、今の会社で「起業」に挑戦できたらと考えています。既存の事業を活かしつつ、新しい価値を生み出すプロジェクトを立ち上げ、事業を拡大させたいという思いがあります。これまで積み上げてきた知識や経験を基に、会社の成長にも貢献できるような新しいビジネスを展開したいです。
さらに、一人二人と仲間(社員)を増やし、働きがいを感じられる環境を提供することも目標の一つです。社員が成長し、共に歩む喜びを感じながら、自分自身も挑戦し続けたいと考えています。
アッという間に42歳になってしまったので、目標を達成するためにはさっさと行動に移す必要があります。視野を広く持ち続け、チャンスの神様がどこにいるのかを見逃さないよう、常にアンテナを張り巡らせていきたいと思います。
Q8
カスタマーサクセスを実現する
経営のパートナーとして・・・
「経営のパートナー」とは、企業の経営活動を支援し、協力し合いながら共に成果を上げていく存在を指します。経営のパートナーは、企業が直面するさまざまな課題や機会に対して共に取り組み、企業の目標達成をサポートする重要な役割を果たします。
私たちは、カスタマーサクセスを実現する経営のパートナーとして、日々「社会人の鉄板ルール」を意識し、自らの器を広げることを大切にしています。ヒトは人との関わりの中で成長していくものです。そのため、人間力を磨き、周囲に良い影響を与えられる存在を目指しています。ご縁をいただいたすべての方に失礼のないよう、常に成長し続ける姿勢を忘れません。
税理士事務所として、私たちはカスタマーサクセスをどのように実現するかを日々模索・探求しています。お客様から「篠原利浩税理士事務所に頼んで本当によかった」と感謝されるように。そしてスタッフからも「この事務所で働けて本当によかった」と思ってもらえるように、内部・外部を問わず、感謝される存在へと成長していきます。
経営のパートナーとして特にこだわるのは「人間力」を高めること